新事業進出補助金(第3回公募)の締め切りが間近となり、大詰めを迎えています。
そこで本日は、採択のポイントについてお伝えします。
本補助金は、既存事業とは異なる新分野への進出や、高付加価値分野への転換を目指す中小企業にとって、大きなチャンスとなる制度です。
ぜひご参考ください。

当補助金制度の狙い
当補助金は、独立行政法人 中小企業基盤整備機構によって以下を目的として設立された補助金です。
「新事業進出補助金とは
企業の成長・拡大に向けた新規事業への挑戦を行う中小企業等を対象に、既存の事業とは異なる、新市場・高付加価値事業への進出にかかる設備投資等を支援する補助金です。中小企業等が行う、既存事業と異なる事業への前向きな挑戦であって、新市場・高付加価値事業への進出を後押しすることで、中小企業等が企業規模の拡大・付加価値向上を通じた生産性向上を図り、賃上げにつなげていくことを目的とします。
どのような取組を実施し、何が審査で問われるのか

本制度では「新規性」と「市場性」が重要な判断基準になります。
つまり、「公的資金を投じるに足る成長性と波及効果があるか」が問われます。
対象となる代表例:
高付加価値 × 新市場の明確さ
=建築資材卸業が脱炭素市場向けに省エネ建材の製造
DX・省力化・健康志向など政策連動型のテーマ
=食品製造業が高齢者のフレイル対策に、コミュニティ飲食業を開設
など、ここでのポイントは、既存事業の延長ではないことです。
公募要領に記載された審査項目を読み解き、過去の採択企業の事業計画書を紐解くと、評価の軸は大きく二方向に整理できます。
① 未開拓市場を狙うか
市場でまだ十分に普及していない分野に挑戦するケースです。
重要なのは、「珍しい」という主観ではなく、市場規模データや普及率統計などの客観的根拠を示せるかどうかです。
ニッチ市場への挑戦であれば、
競合が少ない理由 / 市場拡大の可能性 / 参入障壁を論理的に整理する必要があります。
② 既存市場で高付加価値を実現するか
ジャンル自体は既存でも、
高単価 / 高品質 / 高機能で勝負するケースです。
この場合、審査で問われるのは、「なぜ高価格でも売れるのか」という明確な説明です。
“一般的な価格帯との比較”“競合との機能差”“自社独自の技術・ノウハウ”
これらを数値や比較表で提示できるかが鍵になります。
不採択になりやすい計画の特徴
反対に、次の点が弱いと評価は伸びません。
① 競合分析が曖昧
「差別化できる」という抽象表現だけでは不足です。
競合企業を具体的に挙げ、優位性を定量的に示す必要があります。
② 投資対効果が弱い
数千万円規模の公的資金を投入する以上、「どれだけ付加価値が向上するのか」「どれだけ生産性が上がるのか」「どれだけ賃上げに貢献するのか」を明確に示さなければなりません。
最後に
採択を勝ち取る企業に共通しているのは、「良い事業」ではなく、「伝わる事業計画」を作れていることです。
審査項目を正しく理解し、競合比較や投資対効果を論理的に整理することで、評価は大きく変わります。
せっかくの成長機会を逃さないためにも、早い段階で専門家とともに計画を構築することをおすすめします。
ゆびすいコンサルティングでは、制度要件の整理から事業計画策定支援まで一貫してサポートしております。
新事業への挑戦をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせフォームまたはお電話(TEL:072-221-2791)よりご相談ください。
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